さすが・流石!

2005年2月22日 読書
「英国大使の外交人生」は、外交官のお話だけあって、歴史の裏舞台がたくさん出てくる。
大正一桁生まれの著者が、10年ほど前に書いた本だけれど…年齢を感じさせない文体・話がとっても面白い。

そして、人生の大部分を海外で、ぎりぎりまで脳みそを絞って使ってこられた方だけあって、とても柔軟な考え方をしておられる。

少なくとも、じーさんの愚痴集「昔はよかった」ではない。
まったくない。

私ですら知っている歴史的事件の裏には著者がいる。
まさしく、歴史の裏には外交官がいる、というところか。

「外交官は自衛隊より危険な仕事」
というのは成る程、であった。
誘拐対象だし、テロ対象だし、未知の病気の蔓延している医者のいない国にだって赴任してゆくわけだし。

あ〜遣り甲斐は有りそうだけど、「志半ばで倒れ」ることも多そうな職業だなぁ。

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