黒蜘蛛島

2005年2月12日 読書
名前だけは聞いていた。
中味は読んだことがなかった。

今回友人に借りて…読む。

さすが田中芳樹氏。
早い早いぞ、とっとと読める。
話の展開もいい。
言葉遊び(会話など)も健在だが、冗長ではないので好感がもてる。

何も考えずに、楽しく、心健やかに読むにはちょうど良い。

氏の代表作である銀河英雄伝説は、第一巻の冒頭部分、宇宙前史の部分をのり越えられるか乗り越えられないかが、その物語を好きになるか見向きをしないかの別れ目になると言われたものだが、最近はそれほど重い分岐店は見当たらないようだ。

日本人(女性)離れしたヒロイン・薬師寺涼子。
ブラウンの髪にやたらながい脚……

大財閥のお嬢様で、キャリアで、格闘技の天才で、スタイルも顔も最高で……

そして今回の舞台は、カナダの西海岸だ。
仏蘭西の豪邸から、わざわざ(特殊仕様の)メイドを取り寄せ…呼び寄せてみたり、やることがいちいちお嬢様である。

そんなこんな、いかにも男性が描くスーパーヒロインだけど。

現実にこんなのいたら、蹴っ飛ばしてるかも。

天は二物も三物も与えず。
その言葉があるから皆、生きていけるわけだし(笑)

ISBN:433407541X 新書 田中 芳樹 光文社 2003/11/01 ¥820

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索