やっぱり予定より遅れて出てきた第8巻。

でもいいの。
面白ければ。
待てるってもんよ。

ゲームでやった人はわかるけど、3人の主役候補がいて、誰を選ぶかはプレーヤー次第。
だから"どう転んでもいいように"作られている。

それをまとめて筋に不都合が出ないようにして、枝葉末節四捨五入して、この漫画家はうまいなぁ、といつも思う。

話としては、いよいよクライマックスへ突入だけど、ゲームになかった枝葉が結構興味津々で、そのへんもしっかり書いて欲しいと思う今日この頃。

あと2巻で終わる、と作者後書きにもあったけれど…終れるのか?
実はゲーム自体はさほど入れ込めなかった私なので、このコミックスは嬉しい誤算でもある。

ところで。
「水滸伝」の名にあるとおり、108の宿星が集めるのがこのゲームの主筋。
勿論そこに歴史的事件(革命とか独立とか戦争とかいろいろ)絡んでくるわけだ。
でなければ面白いはずもない。
星を宿すものには強大な力がある。

その力を持つ宿星たちが、戦いと関わる時(← っていつもそうやんか〜"こと"が起こるから集まるのだろうに)世界のバランスを取るために「天魁星」が存在するのだ。
「水滸伝」の及時雨・宋江のことだな。

バランスを取る。
その言葉には、深い意味を感じる。
必ずしも"力技"ではない…何かを。
これも叉、そういう物語である。

ISBN:4840109915 コミック 志水 アキ メディアファクトリー 2005/01/22 ¥700

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