三国志 第二巻

2005年1月6日 読書
よくある「三国志」は桃園の誓いから入って、いいとこ、五丈原で終了する。

だが、宮城谷三国志はさすがに違う。

2巻目の冒頭ぐらいでは、霊帝すら出てこない…。
やってくれるやん。

うんうん。
曹操のじいさまがどんだけ苦労したか、良くわかるというもの。
「怪力乱神クワン」という漫画にじーさんで登場する曹騰は、割とイメージは近かったが、小説でここまで性根を入れて(まさしく!)描かれると人物像がちゃんと出来てくる。

このまま行くと、魏・三国志になりそうでそれが気がかりなのだが…。

いや、わかってはいるよ。
正統派は、魏だって言うのは。
でも心情的に、蜀を応援したいではないの。

たとえ「演義(小説:つまり真実ではなく脚色されている)じゃないか」といわれても。

ISBN:4163597603 単行本 宮城谷 昌光 文藝春秋 2004/10/27 ¥1,700

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