生首に聞いてみろ

2004年11月21日 読書
巻き毛探偵の「魔術王」が読了したので、またまた怪しげな題名の推理小説に移行した。

ハードカバーなのでとても重い。
でも、函みたいな本よりはよほど手に取りやすい。

連載小説を改めて加筆・修正した本なので、読んでいる人もかなり多そうだ。
推理小説の連載ものって待っているほうはイライラするだろうなぁ。
ちょうど、テレビの推理者アニメがやたら週を重ねるので「キーッ!」と歯噛みしている視聴者のように。(私のことか)

事件発生編⇒事件発展編⇒犯人発見編⇒名推理披露編
なんてことも少なくない。
となれば、いらつくのは私だけではあるまい。

だって、一つの事件に2〜4週間かかっていたら、事件そのものを忘れるってばさ。

それにしても…首とか腕とか足とか、最近の世相と現実の事件にあわせてか、推理小説も随分と生臭い犯罪が増えたものである。

アニメが一時スプラッタに走りまくった時期もあったが、気分が悪く、不愉快になるのみだった。
視覚的な衝撃よりも、誰もが唸るようなトリックのミステリーを展開して行って欲しいものである。

さて。
この小説は如何?

ISBN:4048734741 単行本 法月 綸太郎 角川書店 2004/09 ¥1,890

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