これと、続けて「アズガバンの囚人」まで出ている…!!
(嘆息)

人のお財布のことも考えて出版していただきたいものである。

さて。
映画はとっくに過ぎている。
評判はよくなかった「秘密の部屋」
なんで評判が悪いかといえば、『ハリー君のとことん私的な学校生活に限る』物語だったせいだ。

ああいや。
パブリックスクールなど、海外だけでなく国内でもこういう寮生活をしている中・高生が読むならば"わくわくどきどき"するものかもしれない。
しかしとっくに青春時代を通り越し、忘れ去り、世間のどぎたなさに揉まれきった大人には、眩しすぎて可愛らしすぎて、ぴりりとした面白さ(=ウイット)に欠けると判断されたのかも知れない。
そう、ちょうど山葵のないお寿司のようなもの…。

すべては「大人が楽しめる童話」である本シリーズの辛いところである。
多大な期待を、子供たちばかりでなく大人から、それも全世界の大人から担ってしまう辛さがある。

だがしかし。
小説は映画以上に述べるものだ。
映画で伝わらなかったもの、捉え切れなかったなにか、それを探す旅に私は出た。

そして現在、旅は順調に進んでいる。
(わるかぁないよ、"秘密の部屋")


どんな超常現象も、理屈だ、理屈!

ISBN:4915512541 単行本 松岡 佑子 静山社 2004/10/23 ¥998

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