大人が喜ぶ童話の本。
主人公はダヤン。

短編が多かったダヤンシリーズの、珍しい長編物語もいよいよ3冊目に入った。
そして3冊目も、じっくりしっかり読み応えがある。
(ああ!ジタン!!)

ワチフィールドに住む猫でも、ダヤンよりジタンのほうがしっかりしていて、何につけてもお兄さんのようにダヤンを諭し導いてくれる。
だけど主役はダヤン。

雪の王の「世界を凍らせちまおう」作戦を阻止するために二人で旅をしている時も、頼りになるのはジタン。
でも、主役はダヤン。
最後の最後でキー(鍵)となるのは、あのうっかりモノのしっかりものの猫だった。

それにしても、魔女がいいモノだったとは…この本を読むまでそうは思えなかったけれど。

併読したら、やはりさっさと読めてしまった。
(就寝前に寝床にもって入ったら、読み終えるまで寝られなくなってしまった)

物語は続きます。
ちょっと宮沢賢治的な、うっとりしながらおたおたしながらふうふうふしながら考えながらの旅です。

ISBN:4122044359 文庫 池田 あきこ 中央公論新社 2004/10 ¥620

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