この夏映画公開の、「ヴァン・ヘルシング」小説版。

この映画はCGがこれでもか、これでもか、とてんこ盛りで使われていて、とっても楽しかった。
おまけにインディ・ジョーンズ顔負けの迫力もあった。
映画での舞踏会のシーンも、怪しい雰囲気が一杯で、とてもとても素敵だったし…。
ドラキュラとウルフマンの対決も古来からあるものだが、ここまで迫力のあるものははじめて見た。

さて。
なんといっても、クリストファー・リー以来、"かっこよさ"を内有したドラキュラ伯爵。
彼の過去は…まあおいといて、花嫁’ズ。
三者三様で、彼の趣味が良く伺える一面でありました(笑)

この世に自分の(吸血鬼の)子供を産まれさせたいと、必死になるあたりも(迷惑な話だが)"よきパパ"の雰囲気もちらほらと…?

ラストに異論はあるだろうけれど、ヒーローであるヴァン・ヘルシングを、単なるハンターとして、退治屋として位置づけできなくなったあの状態では、ヒロインは黙って黄泉への階段を登るしかないのかもしれない。
最後の血族が死に絶えた時、その呪いも同時に消えうせている、という趣向のためにも、"見せる"為にも仕方が無かったか。

余談では有るが、本場アメリカのユニバーサル・スタディオでは既にアトラクションとして成立しているらしい、この「ヴァン・ヘルシング」。
是非とも、USJでも、アトラクションにして欲しい!
建物の壁に思わせぶりに絵を描いているだけではなく。

切実にそう思うのである。
(ス○イダーマンより、よっぽど受けると思うけどなー)

ISBN:4812418038 文庫 村雨 麻規 竹書房 2004/08 ¥620

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