自分に(身体ともに)似合った色を着て、(身体ともに)自分に似合った暮らしをする。
そんなことが出来ればいいね。
20年前の本なのだけど、日本がどんどんおかしな方向へ駆け足で進んで、化学合成物ばかりを口にしている。
東京も大阪も、一瞬たりともいられない。
精神がおかしくなってしまう!
と著者やその周囲の欧州人たちがいう。
?関東大震災
?太平洋戦争
この二度に渉って、日本は東京の都市環境を整える、そう、ヨーロッパの素敵な町のように整えるチャンスがあった。
そのチャンスを永遠に失ってしまった。
そう呟く。
当時GHQは、「日本から依頼があれば(統制を)やる」という話だったのだそうだ。
おしいことしたな〜。
そうすれば、街の概観〜屋根の色・建物の高さ・壁の色・看板の禁止・植樹の義務化等々〜とっても素敵な街になったろうに…。
東京も、大阪もよくここまで、といえるぐらい「醜悪な街」なのだそうだ。
確かに、フランスは綺麗だった。
建物の壁や屋根の色はすべて、「一番美しく見えるように」統制されていた。
勝手な建て替えも出来ない。
だが、ヨーロッパの「統制」は嫌なことを無理やらせるのではない。
美しい街を守るためのものだ。
反して、日本は「自由」を主張しすぎて、滅茶苦茶にするのも「自由」だと思っている。
ひとつづつがどんなにすばらしいデザインの建築物であったとしても、オモチャ箱をひっくり返したような、色が氾濫する中に放り出したら、それは「醜悪」でしかない。
ちっとも綺麗じゃない。
確かに。
納得です。
著者が言うには、洗濯物やなんやかや、家からはみ出すものでいろんな色が氾濫する日本なのだから、住宅は灰色の瓦と土塀の色が……昔の日本の家々の色合いが一番美しいのだと。
つまり、その土地の土で出来た塀、焼いた瓦が一番その土地に似合う色合いなのだと言う。
ん?ん?ん?ん?
どこかで聞いたような話だねぇ…。
この考えは、食べ物にも当てはまる筈。
すなわち、身土不ニの考えだ。
身体と、その土地は、分かてない。
「自分の生まれたその土地で産まれた食物を摂れ。それが一番身体に良いのだ。」
そういう考え方である。
日本の老人ホーム、そして老人たちの地味な服装についての考察は、本当に面白かった。
年をとっても「生きる」楽しみを持たなくちゃ…とは口では言っていても果たして日本人はどうなのか?
自分にあった暮らしを。
自分にあった色を。
でなけりゃ、生まれて来て、生きてきて、年をとった甲斐がない(笑)
そんなことが出来ればいいね。
20年前の本なのだけど、日本がどんどんおかしな方向へ駆け足で進んで、化学合成物ばかりを口にしている。
東京も大阪も、一瞬たりともいられない。
精神がおかしくなってしまう!
と著者やその周囲の欧州人たちがいう。
?関東大震災
?太平洋戦争
この二度に渉って、日本は東京の都市環境を整える、そう、ヨーロッパの素敵な町のように整えるチャンスがあった。
そのチャンスを永遠に失ってしまった。
そう呟く。
当時GHQは、「日本から依頼があれば(統制を)やる」という話だったのだそうだ。
おしいことしたな〜。
そうすれば、街の概観〜屋根の色・建物の高さ・壁の色・看板の禁止・植樹の義務化等々〜とっても素敵な街になったろうに…。
東京も、大阪もよくここまで、といえるぐらい「醜悪な街」なのだそうだ。
確かに、フランスは綺麗だった。
建物の壁や屋根の色はすべて、「一番美しく見えるように」統制されていた。
勝手な建て替えも出来ない。
だが、ヨーロッパの「統制」は嫌なことを無理やらせるのではない。
美しい街を守るためのものだ。
反して、日本は「自由」を主張しすぎて、滅茶苦茶にするのも「自由」だと思っている。
ひとつづつがどんなにすばらしいデザインの建築物であったとしても、オモチャ箱をひっくり返したような、色が氾濫する中に放り出したら、それは「醜悪」でしかない。
ちっとも綺麗じゃない。
確かに。
納得です。
著者が言うには、洗濯物やなんやかや、家からはみ出すものでいろんな色が氾濫する日本なのだから、住宅は灰色の瓦と土塀の色が……昔の日本の家々の色合いが一番美しいのだと。
つまり、その土地の土で出来た塀、焼いた瓦が一番その土地に似合う色合いなのだと言う。
ん?ん?ん?ん?
どこかで聞いたような話だねぇ…。
この考えは、食べ物にも当てはまる筈。
すなわち、身土不ニの考えだ。
身体と、その土地は、分かてない。
「自分の生まれたその土地で産まれた食物を摂れ。それが一番身体に良いのだ。」
そういう考え方である。
日本の老人ホーム、そして老人たちの地味な服装についての考察は、本当に面白かった。
年をとっても「生きる」楽しみを持たなくちゃ…とは口では言っていても果たして日本人はどうなのか?
自分にあった暮らしを。
自分にあった色を。
でなけりゃ、生まれて来て、生きてきて、年をとった甲斐がない(笑)
地震の怖さがまたまた蘇りました。こんなに大きな地震が、また…。
本当に、一瞬のこと。
その一瞬で、すべてを失う恐ろしさ。
そして、これからが大変だろうと思います。
被災地の皆様にお見舞い申し上げます。
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