冬の派閥

2004年10月1日 読書
時代劇。
幕末の御三家は、すでに徳川を守るためだけに存在しているのではなかった。

勤皇=倒幕、とはいかなくても、理想を追えばいずれはその道を辿らざるを得なくなる。

尾張藩も同じく。
藩内に対立する両派をかかえて、藩主徳川慶勝はどのように舵取りをしたのか…って、私自身はなじみの無い尾張藩(7代徳川吉宗の時の将軍家争いぐらいしかしらない)のお話である。

そう言っても、徳川慶勝は、あの会津藩主にして京都守護職の松平容保公、そして京都所司代の桑名藩主にして京都所司代・定敬公の兄に当たる人である。
そう考えてゆくとぐんと身近に感じられるか。

久々にまともな「時代劇」
楽しみに読ませていただこう。

ISBN:4101133174 文庫 城山 三郎 新潮社 1985/11 ¥620

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