レンガ本がさくさくと、進む。

思うに、京極氏の小説も、200ページまでの短編のほうが程よくまとまっていて、内容に倦怠感もなくて、とっとと進んでさっさと読めて、良いようだ。

私だけかもしれないが。

名探偵、というか「この世界でただ一人の探偵」榎木津よりも、その周囲の下僕たちの活躍が目覚しい…というか楽しい小説である。

余談ではあるけれども、「五徳猫事件」でクローズアップされたカムカムキャット(招き猫)。
バブルの頃には"行け行け招き"と称して、きんきらきんに飾り立てた置物もあったことを思い出した。

あれは一体何を呼ぶのであろうか……?
なんとなーく。怖い。

それともこういうものを飾っておくのがトレンディだったのだろうか?

日本人がその心の奥底では何を求めているのか、時々わからなくなる。

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