昔読んだコミックの中で、「走るバーサン」というものが出てきた。
登場人物の会話の中で出てくる人物だ。
AがBに話をしている。
何気なく車の窓に視線をやる。
車の窓のすぐそとをおばあさんが歩いていくのがみえる。
ああ、おばあさんだな、と思って、ハタ、と気がつく。
今、車は走ってるんじゃないのか。
目の錯覚かと再び窓の外を見る。
おばあさんが…いる。
そしてこっちを見て"にやり"と笑うのだ。
そう。怪談なんだな。
話を聞いていたBがごくりとツバを飲み込む。
次の瞬間の画像は、Bが脳裏に描いた(多分幽霊である)ばーさんの姿。
車の横を、陸上選手張りに△△走法で必死で走るバーサンの図…。
想像して、笑ってしまうという、そう、このコミックはギャグものであった。
それがどーした、なのだが。
それがこの本を読んで思い出したものなのだ。
「ラストホープ」
釣りが判らなきゃ魅力半減…でもなかった。
なかなか笑える。もとえ、微笑ましい小説である。
推理小説…でもないか?とちょっと疑ってしまうぐらい筋と登場人物のほうが面白い。
中でも、前述の"走るばーさん"ならぬ、悪賢く・機転が利き・身のこなしもスポーツ選手並みの"ばーさま"は最高なのである。
(勿論走る)
いくつかに分かれた話と人物を最終的に一つにつなげてゆく話法で、殊更に描写を抑えているのがいらいらするときもあるが、それを考えても面白さが優位に立つ。
最後は笑って、
よろしゅうございました。
登場人物の会話の中で出てくる人物だ。
AがBに話をしている。
何気なく車の窓に視線をやる。
車の窓のすぐそとをおばあさんが歩いていくのがみえる。
ああ、おばあさんだな、と思って、ハタ、と気がつく。
今、車は走ってるんじゃないのか。
目の錯覚かと再び窓の外を見る。
おばあさんが…いる。
そしてこっちを見て"にやり"と笑うのだ。
そう。怪談なんだな。
話を聞いていたBがごくりとツバを飲み込む。
次の瞬間の画像は、Bが脳裏に描いた(多分幽霊である)ばーさんの姿。
車の横を、陸上選手張りに△△走法で必死で走るバーサンの図…。
想像して、笑ってしまうという、そう、このコミックはギャグものであった。
それがどーした、なのだが。
それがこの本を読んで思い出したものなのだ。
「ラストホープ」
釣りが判らなきゃ魅力半減…でもなかった。
なかなか笑える。もとえ、微笑ましい小説である。
推理小説…でもないか?とちょっと疑ってしまうぐらい筋と登場人物のほうが面白い。
中でも、前述の"走るばーさん"ならぬ、悪賢く・機転が利き・身のこなしもスポーツ選手並みの"ばーさま"は最高なのである。
(勿論走る)
いくつかに分かれた話と人物を最終的に一つにつなげてゆく話法で、殊更に描写を抑えているのがいらいらするときもあるが、それを考えても面白さが優位に立つ。
最後は笑って、
よろしゅうございました。
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