世界の戦争・革命・反乱総解説
2004年9月17日 読書
だから、楽しい。
過去の事象について書いているので、新しい「事実」が判明したとか、歴史の皮肉で新しい「解釈」が主流を占めてしまったとか、そういことでもなければ、古い本でも十分現代に生きて役に立つ。
私の持つこの本も、10年以上前の本である。
が、何の遜色もない。
あー、でもここ数年でおきた「いかにも人間の仕業らしいばかげた同種族殺し」については、次の時代の筆を待たねばなるまいが。
この出版社は、
聖書
仏教経典
日本古代史
古代文明
などなど…
たくさんの「いかにも面白そー」といえる分野に、たくさんの知識人を動員して筆を持たせている。
解説書として、手引書として、興味分野があれば一冊手元に置いて決して損はしない。
そんな本である。
客観的に。
戦の事実を述べるのみ。
そのはずである。
私はそう信じている。
おろかな人間の、おろかさを、もう一度確認するための。
ISBN:442664206X 単行本 自由国民社 1991/12 ￥2，039
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