エープリル・フール物語
2004年9月7日 読書
古本をネット検索して入手した本。
新聞の書評にちらりと出てきて「面白そう」と思っていたのが、やっぱり読んでみたくなった。
英国はユーモアの本場で、騙すほうも騙されるほうも年季が入っている。
だまされたからといって、怒らない。
笑って済ませる。
"また騙された〜"
で笑っておわるのだ。
4月1日のその日に限っては。
その中でも、新聞やラジオの、報道関係者の仕掛ける"だまし"が如何にも大仰で大掛かりで楽しくて笑える。
"今年こそはだまされないぞ"
と心して臨む読者や聴視者。
"あっと言わせてやるぞ"
と虎視眈々と仕掛けを作る報道側。
英語では「エープリル・フール」
フランス語では「ポワソン・ダブリル」
もともとはフランスから始まった…らしいというのが現在の起源説の定番らしい。
「ポワソン・ダブリル」はフランス語で「四月の魚」という意味で、4月1日には、太陽が双魚宮を通過するから、とも言われている。
そしてこの日に人を騙しあいっこするその理由は。
もともと4月1日が一年の始まりだったのを、1564年、フランス王シャルル9世が1月1日に変更した。
それでも4月1日をしのんで、人々は贈り物をしていたらしい…のだが、いつのまにか"いたずら"の送りあいをするようになったらしい。
ほんまかどうか(笑)
まあ、最後には"笑える"イタズラなら、許せる。
心のリラックスに大いに役立つだろうと思う。
だから、
「癌の特効薬が見つかった」
なんて、人の気持ちを弄ぶようなイタズラは厳禁である。
それは、笑って済ませられるものではないから。
そのルールを守りつつ、普段の鬱憤を晴らすことで、どうやっても問題の多々発生する人間社会の潤滑油として、この行事、エープリル・フールは大いに盛り上がるのだ。
我々日本人も、早くこのユーモアに満ちた"四月馬鹿"を笑って過ごせる余裕を持ちたい。
これはすごい、やられた、騙したやつがすごい、もう笑うしかない、と思えるような、
"格式高い嘘"
そんな素敵なものに、ぜひ出会ってみたいものだ。
ISBN:4163473505 単行本 倉田 保雄 文芸春秋 1993/03 ¥1,377
新聞の書評にちらりと出てきて「面白そう」と思っていたのが、やっぱり読んでみたくなった。
英国はユーモアの本場で、騙すほうも騙されるほうも年季が入っている。
だまされたからといって、怒らない。
笑って済ませる。
"また騙された〜"
で笑っておわるのだ。
4月1日のその日に限っては。
その中でも、新聞やラジオの、報道関係者の仕掛ける"だまし"が如何にも大仰で大掛かりで楽しくて笑える。
"今年こそはだまされないぞ"
と心して臨む読者や聴視者。
"あっと言わせてやるぞ"
と虎視眈々と仕掛けを作る報道側。
英語では「エープリル・フール」
フランス語では「ポワソン・ダブリル」
もともとはフランスから始まった…らしいというのが現在の起源説の定番らしい。
「ポワソン・ダブリル」はフランス語で「四月の魚」という意味で、4月1日には、太陽が双魚宮を通過するから、とも言われている。
そしてこの日に人を騙しあいっこするその理由は。
もともと4月1日が一年の始まりだったのを、1564年、フランス王シャルル9世が1月1日に変更した。
それでも4月1日をしのんで、人々は贈り物をしていたらしい…のだが、いつのまにか"いたずら"の送りあいをするようになったらしい。
ほんまかどうか(笑)
まあ、最後には"笑える"イタズラなら、許せる。
心のリラックスに大いに役立つだろうと思う。
だから、
「癌の特効薬が見つかった」
なんて、人の気持ちを弄ぶようなイタズラは厳禁である。
それは、笑って済ませられるものではないから。
そのルールを守りつつ、普段の鬱憤を晴らすことで、どうやっても問題の多々発生する人間社会の潤滑油として、この行事、エープリル・フールは大いに盛り上がるのだ。
我々日本人も、早くこのユーモアに満ちた"四月馬鹿"を笑って過ごせる余裕を持ちたい。
これはすごい、やられた、騙したやつがすごい、もう笑うしかない、と思えるような、
"格式高い嘘"
そんな素敵なものに、ぜひ出会ってみたいものだ。
ISBN:4163473505 単行本 倉田 保雄 文芸春秋 1993/03 ¥1,377
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