エマ (3)

2004年8月28日 読書
いよいよ物語が動き出した。
環境が変わり、周囲の人間が変わり、エマはひとりではなくなった…という感じ。
少なくとも、同じ境遇のメイドたちがたくさんいる大きな屋敷に就職を果たして一安心。

雇い主(お金持ち)がふつーの英国貴族ではない、というあたりがポイントかな?

アガサ・クリスティの映画で出てくる、上流階級のご主人さまや奥様の、メイドだのコックだの御者だの、その立場と役割の意味するところがぼんやりとわかってきたような気がする。
「オリエント急行殺人事件」のポアロの推理。
メイド≠コック
の、厳密な意味が、
「ああ、成る程」
と、よくわかった。
この調子で行けば、「シャーロック・ホームズ」を初めとして、ビクトリアンな小説の、設定の奥の奥まで掴み取れるのではなかろうか。
それはちょっと嬉しいぞ♪

そんなわけで、いろいろな知識も得られて、一石二鳥・三鳥な漫画である。

…え?もう4巻まで出てるの?!
追いつくのが大変だ〜

ISBN:4757716427 コミック 森 薫 エンターブレイン 2003/11/25 ¥651

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