久々に今市子氏の新刊が…!と思って衝動買いしたら、なにやら妖しいマンガ本であった。
ころは激しく昭和初年(1926)に近い。
場所は江戸…はなくて東京。
の、花街がメイン。
で、登場してくるのはフツーならええとこの坊(ボン)と粋な芸妓なんだろうが、ここで主役を張るのはオトコとオトコ。
老舗の味噌屋のボン。
そして、
ボンの相手方は、幇間、すなわち太鼓もちとよばれる、お座敷の盛り上げ役。
そのぐらいの知識はあったが、まさかこういうコトもあろうとは。
幇間は別名、男芸者という。
今市子。
そーゆー話を書かせると、"ぴかいち"になってきたなぁ。
美少年、というのではないところがこの人の特性で、面白味か。
内容は、彼女らしく、お化けが出る。幽霊である。
人間の欲がそういうものを呼び寄せるわけである。
で、そういう人間には、それなりの終末が待っているわけである。
因果応報。
仏教説話みたいな部分を、矢張り感じさせられたりするのである。
古来、歴史上では稚児趣味とかは何処でもあった。
おまけにおおらかな古代社会では、衆道は世間でも認知されていたようだし、現代人が思うほどには、後ろめたさはなかったのだろう。
世界中、人間の考えることは大体同じである。
まあいい。
それでも、日本には、宦官がはいってこなかったじゃないか。
中国でもトルコでも、さかんに行われたあの因習は、まさしく波打ち際で、日本海で食い止められた。
そのへんに古代日本人の、「譲れない、この一線」が感じられもする。
だから細かいこと(?)にはあまり文句をつけぬほうが花、かな。
ISBN:4199602615 コミック 今 市子 徳間書店 2004/08/25 ¥560
ころは激しく昭和初年(1926)に近い。
場所は江戸…はなくて東京。
の、花街がメイン。
で、登場してくるのはフツーならええとこの坊(ボン)と粋な芸妓なんだろうが、ここで主役を張るのはオトコとオトコ。
老舗の味噌屋のボン。
そして、
ボンの相手方は、幇間、すなわち太鼓もちとよばれる、お座敷の盛り上げ役。
そのぐらいの知識はあったが、まさかこういうコトもあろうとは。
幇間は別名、男芸者という。
今市子。
そーゆー話を書かせると、"ぴかいち"になってきたなぁ。
美少年、というのではないところがこの人の特性で、面白味か。
内容は、彼女らしく、お化けが出る。幽霊である。
人間の欲がそういうものを呼び寄せるわけである。
で、そういう人間には、それなりの終末が待っているわけである。
因果応報。
仏教説話みたいな部分を、矢張り感じさせられたりするのである。
古来、歴史上では稚児趣味とかは何処でもあった。
おまけにおおらかな古代社会では、衆道は世間でも認知されていたようだし、現代人が思うほどには、後ろめたさはなかったのだろう。
世界中、人間の考えることは大体同じである。
まあいい。
それでも、日本には、宦官がはいってこなかったじゃないか。
中国でもトルコでも、さかんに行われたあの因習は、まさしく波打ち際で、日本海で食い止められた。
そのへんに古代日本人の、「譲れない、この一線」が感じられもする。
だから細かいこと(?)にはあまり文句をつけぬほうが花、かな。
ISBN:4199602615 コミック 今 市子 徳間書店 2004/08/25 ¥560
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