無人島へのお供

2004年8月22日 読書
無人島へもってゆくなら、百科事典か辞書がお薦め。
それが一番長持ち(日保ち)するから。

そんな話も聞いているが、まさしく頷ける一冊である。

字解というぐらいだから、辞書である。
漢字の辞書なのだ。

金文から甲骨文字まで。
その字の成り立ちや理由を、簡易な文章ながら非常に判りやすく、興味深く解説されているので、それを読むだけで、そこらの読み物よりもはるかに楽しい。
ゆえに、"読む本"として、ここに挙げた次第である。

白川静というお人は、漢字を愛して止まない人なのだと、かといって居丈高に構えて近寄りがたい研究者では決してないのだと、かの人のたくさんの著書のなかからぽつぽつと、少しずつかじりだして、感じている私だ。

漢字って本当に面白い。

ISBN:458212805X 単行本 白川 静 平凡社 2003/12/20 ¥2,940

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