日本史 あの人の言い分
2004年8月16日 読書
蘇我入鹿・平清盛・織田信長・明智光秀・徳川綱吉・吉良上野介・田沼意次・トーマス グラバー・今川義元・松永久秀・武田勝頼・築山殿・柳沢吉保・徳川慶喜・弓削道鏡・絵島・千姫・井伊直弼・岩倉具視・高橋お伝・源頼朝・足利尊氏・石田三成・春日局・新撰組・西郷隆盛・松平容保・菅原道真・伊達政宗・徳川秀忠・大野九郎兵衛・坂上田村麻呂・豊臣秀次・由井正雪・お岩さま(怖いので敬称付)
歴史上、悪だ、敗者だとされているあのひとこのひとの、本当の姿を、無念の思いを覗いてみよう、探ってみようという趣向の本である。
非常に気をそそる主題であるが、一人一人にかけるページ数も平均5ページと少なく、「違うんじゃないの?」と問題や観点を定義したのみで終わることが多い。
…ので、少々欲求不満である。
あとは、自分で研究なり本を捜すなり読むなり、想像するなりしなさい、ということなんだろうけれど、それにしても中途半端な観は否めない。
要は、物足りないのだ。
定義の仕方も、随分投げやりのような。
「それじゃあ、自分でもっと調べてみよう。読んでみよう。」という感想を読者が抱くには至らないところで、ぽいと投げ捨てているような感じがする。
自己中心的な推理でもいいから、もっと突っ込んだ話が聞きたかった、と思う。
主題はいいのに、と残念。
逆に、旅先であるとか、障りの知識で「へぇ〜え」「ふぅ〜ん」と流し読みするには、この程度が頭も悩ませなくていい頃合なのかもしれない。
ISBN:4413092945 文庫 歴史の謎研究会 青春出版社 2004/06 ¥570
歴史上、悪だ、敗者だとされているあのひとこのひとの、本当の姿を、無念の思いを覗いてみよう、探ってみようという趣向の本である。
非常に気をそそる主題であるが、一人一人にかけるページ数も平均5ページと少なく、「違うんじゃないの?」と問題や観点を定義したのみで終わることが多い。
…ので、少々欲求不満である。
あとは、自分で研究なり本を捜すなり読むなり、想像するなりしなさい、ということなんだろうけれど、それにしても中途半端な観は否めない。
要は、物足りないのだ。
定義の仕方も、随分投げやりのような。
「それじゃあ、自分でもっと調べてみよう。読んでみよう。」という感想を読者が抱くには至らないところで、ぽいと投げ捨てているような感じがする。
自己中心的な推理でもいいから、もっと突っ込んだ話が聞きたかった、と思う。
主題はいいのに、と残念。
逆に、旅先であるとか、障りの知識で「へぇ〜え」「ふぅ〜ん」と流し読みするには、この程度が頭も悩ませなくていい頃合なのかもしれない。
ISBN:4413092945 文庫 歴史の謎研究会 青春出版社 2004/06 ¥570
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