オーブリー司令官(!)のよぼよぼ艦隊は下巻も頑張っている。

赤道を越えて、ケープホーンを越えて、インド洋のマダガスカル近海でうろうろうろうろ…。

温かい海のほうがJ・Aには似合っているようだ。
素っ裸で毎朝の散歩ならぬ、遊泳も楽しめるし。
(インド洋だぞ、サメがオルカが怖くないのかな?といつも思う)

いつまでたっても海軍の慣習や決まりごとを覚えられない(⇒ついしてはいけないことをしてしまう)Dr.マチュリンと、戦いのことになると、親友の言葉すら頭に入らず挙句の果てに修復が効かないほどにプリプリ怒らせる羽目になるオーブリーと。
実によい相棒だと思える。

この二人の、話のずれ具合が、独特の面白さを醸し出す。
「人の話、聞いてる?」
と、一介の読者でありながら、横から突っ込みを入れたくなる。

そして、ドクターも、もうすこし見て楽しいものを収集してくれぬものか…。

ISBN:4150410666 文庫 高津 幸枝 早川書房 2004/07/22 ¥735

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