A君(17)の戦争〈4〉 かがやけるまぼろし
2004年6月30日 読書
レビュー画像がにぎやかね…ついつい溜息が出ちゃうよ。
さて。
いろいろ御意見が出ているそうな、この第4巻。
ああ、なるほどね、と思わんでもない。
作者後書きによると、主人公・A君の立地を精神的にもしっかりと確認し、読者にも伝えたかったかったようだが…
私が思うに、確認したかったのは、作者が作品を書いていく上の、方向性とか考え方とかで、このへんで頭の中を一旦整理したかったのではなかろうか?
少なくとも、「A君」を楽しく読んでいる読者にとっては"ナニコレ?イキナリ?"ぐらいの感想かなとも思う。
これが果たして必要なのか?
読者は作品に何処までもとめているのか。
それを見定めるのは非常に難しい。
このいささな番外編的な素養の本。
内容的には、主人公はごくごく普通レベルの男子学生なので、本来のストーリーに比べるとはるかに読める。
読みやすい。
安心する。
だけどそれだと、ごくごくフツーの、良くある、ストーリーになってしまう。
安心できる分、楽しめない。
都合よくストーリーが"やり直せる"部分は、自分がうなされながら見る"悪夢"そのものだなぁと感じた。
「あ、いまのなしー」
てヤツね。
次は「ブギー」へ。なんか表紙の絵の感じが…変わったような…
ISBN:4829114789 文庫 豪屋 大介 富士見書房 2002/11 ¥651
さて。
いろいろ御意見が出ているそうな、この第4巻。
ああ、なるほどね、と思わんでもない。
作者後書きによると、主人公・A君の立地を精神的にもしっかりと確認し、読者にも伝えたかったかったようだが…
私が思うに、確認したかったのは、作者が作品を書いていく上の、方向性とか考え方とかで、このへんで頭の中を一旦整理したかったのではなかろうか?
少なくとも、「A君」を楽しく読んでいる読者にとっては"ナニコレ?イキナリ?"ぐらいの感想かなとも思う。
これが果たして必要なのか?
読者は作品に何処までもとめているのか。
それを見定めるのは非常に難しい。
このいささな番外編的な素養の本。
内容的には、主人公はごくごく普通レベルの男子学生なので、本来のストーリーに比べるとはるかに読める。
読みやすい。
安心する。
だけどそれだと、ごくごくフツーの、良くある、ストーリーになってしまう。
安心できる分、楽しめない。
都合よくストーリーが"やり直せる"部分は、自分がうなされながら見る"悪夢"そのものだなぁと感じた。
「あ、いまのなしー」
てヤツね。
次は「ブギー」へ。なんか表紙の絵の感じが…変わったような…
ISBN:4829114789 文庫 豪屋 大介 富士見書房 2002/11 ¥651
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