内容は、7つの物語から成っている。

小豆洗い(あずきあらい)  

…小豆とごうか、人とって食おうか。
私もこの歌は知っていた。
しかし、後ろに”あ。しゃりしゃりしゃりしゃり…。”と、なんだかコメディタッチになるうただなぁと思っていたのだが。
確執から起こった殺人事件の被害者が、小豆洗いという妖怪になって姿を現したのであるとは、夢にも思わず。

帷子辻(かたびらがつじ)

…京都市内にある地名で、"かたびらのつじ"と読む。
檀林皇后の逸話が残る、ぐらいは知っていたが。
そうそう。帷子って、経帷子のことなんだよね。
京福沿線には、昔語りにちなんだ地名が多く残っているので面白い。

後の物語。
白蔵主・舞首・芝右衛門狸・塩の長司・柳女は初耳である。

あるときは鳥追い女、あるときは山猫廻し(傀儡師:クグツ師?)おぎんの言い回しが、粋な江戸女っぽくて楽しい。
メインの登場人物では唯一の女性だしな…。

あとは胡散臭い男連中である。
やはり必殺…の世界か…。

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