腐りゆく天使

2004年6月24日 読書
怪しい夢枕 獏氏の作品。

小説?
詩?

いつぞやの「螺旋」みたいに難解で崇高なテェマとやらに走ってなければ良いのだが。

ちなみに「雷鳴の中でも」(J・D・カ−著)はとっとと読めてしまった。
作者の時代性か、物語の舞台の時代性か。
登場人物が入り混じって誰が誰やら混乱してしまったのは、私が急いて読んだせいなのか。
それともこういう作家なのか。
それとも作品が……(コホン)

科白が多いのが問題かも。
それも次から次へと畳み掛けるような。
人に最後までしゃべらせない人間ばっか。
で、言葉を中断させられた人間が「キーッツ」ってなって、それが順繰りに広がってゆくようなイメージがある。
年齢のわりにコドモ…ばっかり?

神経症が事故・犯罪に大きなウエイトを占めている時代のお話であった。

さてさて。
本題は「腐り行く天使」である。
天使といいつつ、人間の死体がどんどん腐ってます。
ただいま現在、せっせと腐っております。
アヤシイ物語…。

ISBN:4167528126 文庫 夢枕 獏 文芸春秋 2004/05 ¥710

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