仮面舞踏会

2004年6月20日 読書
ウォルター・サタスウエイト著。

第一次大戦後、数年たったパリを舞台に、ピンカートン探偵社のフィル・ボーモントが活躍する…予定。(まだ読み始めだからね…)

「名探偵登場」でデビューを果たした"名探偵もの"のシリーズらしい。

時代も興味津々。
いまだに19世紀の匂いを残す古きよきパリ。

登場人物(つまり容疑者たち)も興味津々。
なかにはアーネスト・ヘミングウェイなんて"新聞記者"も登場するのだから。
(まさか真犯人ってことは無いだろうけど…名誉毀損になりかねないし)
ピンカートン探偵社、というだけで推理もの好きな人には"にやり"なのに、新しい時代へと大転換を果たす時代背景を味付けにされれば、もう笑いが…。
そんな小説は美味に決まっている…ハズ。

18歳の若者が常に持ち歩いて離さないボードレールの「悪の華」は、今、併行読みしている「衝動買い日記」(鹿島茂著)にも面白い紹介があり、偶然の一致に驚きつつ笑いを禁じえない。

実際に行った所や知っている名前が出てくるのは、それが人物でも地名でもレストランでも、なんとなく嬉しいものである。

ISBN:4488192033 文庫 大友 香奈子 東京創元社 2004/03/26 ¥1,134

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