眠らずに1年半

2004年5月14日 読書
邪悪な王、
最悪の支配者、
妖術師。

1年半を眠らずに過ごすと言うならば、既にそのいずれでもない。

砂漠(とか生存自体が大変な環境)における魔術師や妖術師の有り方は、負よりはプラスの要素が高いもんなんだけどな。

二人目の主役(とやら)
アビルノのファラー登場。

いよいよ怪しいアラビアン・ナイト。
だと思っていたら、すっかり忘却の彼方にあったナポレオンが登場してしまった。
百ページ以上前に著者が述べたことなど忘れているだろう。
忘れていたとしても気に病む必要はない。そのための書物なのだから。ページを繰って、もどればよい。そのために一冊に綴じられているのだから。

と言う、お優しい言葉までが添えられている。
笑える本である。
筆者はよき作者たらんと願っているが、読者にもまた、よき読者であろうとする意欲的な姿勢(付箋を貼るとかしおりを挟むとか:翠雲註)を乞いたい。

訂正。
変な本だった。

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