北宋風雲伝 8 (8)

2004年4月28日 読書
本日発売のマンガ本。
中国の北宋時代、しかもまだまだ王朝が元気な初期の頃の話。

映画の「英雄」などでブレイクし、今頃流行となった「侠客」が沢山でてくる漫画である。
そのあたり、従来の少女中華漫画とはちょっと変わっているか?

後記で見ていても、作者は中国へ頻繁に取材に出かけているようだ。
しかも単なる観光地だけではなく、中国版の明治村・太秦映画村のような場所をうろうろと、目新しい話が多い。
巻末の、その短い旅行記を読んでいるだけでも楽しい。

本当に中国が好きなのだね。

決して繊細な絵柄ではないが、巻を重ねるごとにストーリーも絵も丁寧になってきているように思える。

一応判官ものなので、常に事件が起こって、推理して、やっと解決へ……という話なのだが。
そのことを、ついつい忘れてしまうのは、なぜだろう?

キャラがストーリーに勝っているのか。
ストーリーがキャラに負けているのか。

これは一見同じようでいて、実はまるで違うのだが。

ISBN:4253190928 コミック 滝口 琳々 秋田書店 2004/04/28 ¥410

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