さて、ここからが我々に直接関係のある裁判員制度について。
私個人にとっては、良し悪し、まだまだ暗中模索の域を出ないのだが、なんとなく胡散臭い制度のように思えて仕方がない。
さすがに「悪しき隣人」とは知らなかったけど…。
「13人の怒れる男」だったっけ?昔のモノクロ・アメリカ映画を思い出した。
あれはいい映画だったなぁ。地味な裁判の陪審員の心の変化を、丁寧に描いていて…ああいう陪審員ばかりなら安心だろうけれど。
特に聖書に誓うわけでもなく、無心論者が多い日本で、何処までその人の「良識」を信じることが出来るのだろう?
それはいやだ。ぜったいイヤだ。
しっかりしてくれよ〜。ホント。
これは今の弁護士の本音かな?
国もテキトーには話を進めんでほしいものだ。
ホンマ、この国は、いい加減に何でも始めてしまう国だからして、油断ならん。
私個人にとっては、良し悪し、まだまだ暗中模索の域を出ないのだが、なんとなく胡散臭い制度のように思えて仕方がない。
さすがに「悪しき隣人」とは知らなかったけど…。
「司法への市民参加ですが、異議あるかたは?」と言われれば、市民の味方のはずの弁護士会としては反対しにくいところがある。
いや、この問題については、以前から陪審員制に傾いていた弁護士会は好意的に受け止めた。
しかし裁かれる身で考えて、もし裁判員が茶髪に鼻ピアスだったら…、いやスプリット・タンに入れ墨でとさか頭だったなら…、「社長をだせ!」と言う人だったら…(ああ、想像したくない)。
市民にもいろいろあるのだが。
「13人の怒れる男」だったっけ?昔のモノクロ・アメリカ映画を思い出した。
あれはいい映画だったなぁ。地味な裁判の陪審員の心の変化を、丁寧に描いていて…ああいう陪審員ばかりなら安心だろうけれど。
特に聖書に誓うわけでもなく、無心論者が多い日本で、何処までその人の「良識」を信じることが出来るのだろう?
善良な市民の側でも、いったい誰が裁判官の真似事をしたいと思うのか。
オウム裁判に長時間付き合ってくれる人がいるのだろうか?……(略)……
選ばれたときがオリンピック代表先行レースに出る前だったら…。
担当事件が広域暴力団の抗争殺人事件だったら…。
「裁判員はこんな人」と三流紙やインターネットで過去を取り上げられたら…。
それらへの対策も講じているようでいて、実のところ十分ではない。
それはいやだ。ぜったいイヤだ。
しっかりしてくれよ〜。ホント。
就任を断っても罰せられ、審理事件の深刻さに耐えかねて評議の内容をもらしても罰せられる。
「私は死刑には反対したんですよ」
などと弁解もできない。
担当事件が話題に上がるたびにその場を離れる気遣いをするようになるだろう。
寝言にも言う。
幸い弁護士は裁判員になれない決まりである。
そうだ、私は生涯弁護士登録を続けて裁判員の重荷を免れよう。
たとえ老人性痴呆症になっても、たとえ老人性小児ぜんそくになっても、弁護士のままでいよう。
これは今の弁護士の本音かな?
国もテキトーには話を進めんでほしいものだ。
ホンマ、この国は、いい加減に何でも始めてしまう国だからして、油断ならん。
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