文字遊心

2004年4月16日 読書
漢字や漢字圏諸国に関する書籍が多いのは最近に限らずの傾向だけれど、白川静氏の書籍は「じじむさい」(←解説者が言った)漢字を、いかにも面白く解説する本である。

この「文字遊心」も、漢字の成り立ちを、その意味を"謎解きながら"流れるように語っておられる。

つくりは素材(意味)を、残りは音を、と簡単に見ただけで漢字と言うものは単なる言語表現の手段だけではなく、その中に深遠な意味を含むものであることがよく分かる。

だから、知れば知るほど面白いものだ。
知るほどに飽きることなく、興味惹かれてゆくものだ。

漢字を使う民族に生まれて、「ほんっとに得をしたなぁ」と私は常々思っている。

漢和辞典なんて、読み出したら止らない。ホントに。
一度試しておじゃれ。

おおそうだ。
「絢爛たる暗号」も無事に読了。
久々に読み応えのある推理モノ(?)でありました。

ISBN:4582761690 単行本(ソフトカバー) 白川 静 平凡社 1996/11 ¥1,427

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