なつかし〜い本を見つけた。
大きなB5版になって4冊本にまとめられている。
出かける途中だったので、とりあえず2冊(1巻と2巻)を買う。
まさか3巻4巻だけ買っていく人もいないだろう…というセコい計算が見え隠れ。

NHKの「新撰組」のおかげかな。
なつかしい本が一杯出てくる。色々捜して手に入れるなら、今のうちかな。

昔々、これも週刊誌で読みふけったものだ。当時は女の子(!)が少年漫画を買うのはちょっと恥ずかしい…と思うような時代だったので、苦労した覚えがある。
う〜ん純粋だった青春時代が…(遠い目…)

望月三起也氏は影(黒)の使い方が独特で、それが好きな漫画作家である。
厚みがあるというか、単に黒い・暗い・影である、というのとは違う。そのあたり、妖怪漫画作家の水木しげる氏に似ているところがある。
怖いもの見たさの人間心理かな。
「そこになにかいる」「なにかある」という存在感。
「闇」こそは、日本の文化の根本だと思う。

わずか150年ばかり前のことなのに、新撰組ほど作者がそれぞれに勝手に創造して作っている物語もないと思うけれど、それが楽しい・許される貴重な素材であるとも思う。
いいんじゃないのと思ってしまう。
だからまるで侍らしからぬ彼らの活躍も、どきどきしながら読むことができるのだ。

でもって、 望月三起也氏の「新撰組」には今なお驚かされる。
痛快、意外、大爆笑。
読者の意表をつく作者の力量には、やっぱり脱帽だ。
「俺の」というのは、作者の、ってことかな。やっぱり。

ISBN:4834231798 コミック 望月 三起也 ホーム社 ¥933

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