1巻は読了。そのまま2巻へと突き進む。

思ったよりも、面白かった。
妙に肩肘張らず、衣装と名前とムードだけを中国に借りた、”中国風味”のファンタジーだから、気にならずに読めた。
逆に、儒教に縛られた中国の感覚では到底読めない小説である。
だが、中途半端に拘られたり考証されるよりずっと良いかも。
このほうが、すっきりしている。
それにしても”中国風味”の歴史っぽいファンタジー小説が増えたものだ。
流行かもしれないが、先のことを思うと…この辺、編集部側に問題ありか。

同じタイプの登場人物(特に若い二枚目)の相違点(魅力)をもう少しちゃんと出してくれればなぁと思う。
時々どっちがどっちか分からなくなって混乱するのだ。(私が悪いのか?)
登場人物の一人一人がもっと魅力的に書ける人だと思うのだが…。
続刊らしいのでこのあたりを期待して待つことにしよう。

全体としては、いろんな要素がごちゃ混ぜで、それが面白い。
どこまでこれが通用するかは、作者の腕の見せ所。

折角イラストが由羅カイリさんなのだから、ここのレビューに絵が出ないのがとっても残念。
あ〜もったいない〜という感じか。

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