捕虜収容所の死

2004年2月22日 読書
文庫本なのにさくさく進まないのは、私が休みで呆けているからです。

映画の「大脱走」をどうしても思い出してしまうのは、私だけじゃないとは思うが…。
「大脱走」も原作のほうは記録文でしかない。
だからいくら「愛」があっても読むのはしんどくて仕方がなかった。
一転して「捕虜収容所の死」は推理小説なので読んで楽しい。
相手もイタリアだし。

終戦まで休暇気分…は、「大脱走」では感じられなかったが、実際にはどうだったのかな。
捕虜になったからには、敵地深くで混乱させ、前線の支援を行う義務がある…と確かそういう発言があったような気もするが。

日本軍の捕虜になった連合軍は酷い目にあったというのは今更教えられることもいらないぐらいだが、「戦場にかける橋」を作った監督(ではなく原作者)が、『昨日まで見下していた有色人種』に捉えられ、殴られ、侮辱されるのが腹立たしく、仕返しに書いた作品が「猿の惑星」である、と先日テレビで教えられた。

だから『猿』=『日本人』なのだよ。

猿が人間を支配する。
有色人種が白人種の上に立つ。
秩序が逆転し、すなわちそれが”悪”であると、そう言いたいのだろうか?

もともと好きな映画ではない。
話に聞けば、ラストも救いがないという。

しかし…
なんだそりゃ?
幻滅である。

結局、植民地意識が、白豪意識が抜けてないのか?

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