魔性の馬

2004年2月16日 読書
ジョセフィン・ティといえば、「時の娘」
リチャード3世の悪行(犯罪?)に迫る時代推理ものが最高に面白い、あの女流作家である。
彼女の描く推理ものとくれば、期待で胸がわくわく時間も忘れて読みふける予感がする。

…けれど、これは推理もの。
ここは腰をすえてじっくりとゆっくりと見落とすことのないように読み進めなければならない。

平穏な英国の片田舎で起こった過去の事件の謎が蒸し返され、これから起こる事件の原因になる予感…。

隣人は皆兄弟のような、狭くて平穏な田舎が舞台であるのに、読み進むうちに彼が彼女が怪しく感じられてゆく。
その過程がなんとも楽しい。

「猿きたりなば」よりももっと英国的な、もっと牧歌的な、いい雰囲気で進んでいる。
このまま最後までいってくれるかな?

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