「中欧怪奇紀行」

2004年1月17日
衝動買いである。
北村薫の「謎」本が終わりかけていたのでつい…もう一冊有るっていうのに!

田中芳樹と赤城毅の対談形式で話は進む。
進むはいいが…問題は田中芳樹。
彼の代表作、「銀河英雄伝説」「アルスラーン戦記」などは食い入るように読んだ。文句なしに大好きだ。
しかし、世間にヒットを飛ばし続ける(と言われる)「創竜伝」は…はっきり言って(私は)つまらん。
後、中国ものもなんか軽くって…。いやいや無理やり御託を並べるよりも、はっきり言おう。リズムが合わないのだと。

私は、この人の作品には好悪がはっきり出過ぎるのが問題なのだね。

好きなものは問題外として、嫌いとなったらとことん嫌い。
この本も首題に惹かれたもののさて、読み始めて馴染めるかどうか、シンクロできるかどうかがたいそう問題である。
ならよせばいいのにと言われそうだが、本屋でぱらぱらめくったときに「吸血鬼ノスフェラトウ」を見つけてしまったのが運のつき。
これ、今まで見たドラキュラもので、一番怖い映画だった…。
おまけに夜の夜中に見たもんで、なおさら…。
無茶苦茶こわかったよ。
そう。両氏が対談しているように、誰も乗っていない無人の帆船が港に着くくだりがなんともはや!

ちなみにワルプルギスって聖女の名前だったのか…てっきり魔女かと…。

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