なぞなぞ…がなぞ

2004年1月15日
北村薫の「謎物語」はエッセイである。
推理小説家だから、推理小説のこと、謎を解くドキドキ、もっと広い意味で、本を読むたのしみまでを綴られている。

で、推理小説だから、ネタ晴らしのようなことは極力避けている。当たり前だけど…。
読書歴が普通の人と大きくズレている私にとって、「コレぐらいは読んでいるだろう」という前提のもとで話を進められると辛い。
結構、かなり、つらい。

そう、ネタ晴らしどころか。
ストーリーすら、酷いときは題名ですら知らない。
「こんな有名な名作を」
知らぬはずはないと思われようが、しらんのだからしょうがない。
読んどらんのだからお話にならない。

知っている小説が出たときはぐんぐん乗れる(さすが!北村薫だ!)が、それ以外はさっぱりで、シンクロできない…北村薫の本でこんなにつまらないことは初めてだ。
いつも多大な期待をして、その期待を裏切らない作家さんだったから…。

自分が全部悪いんだけどさ…。

勉強不足を痛感す。

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