勿論雑学。
だが、本人がそんな(=言葉を残す)つもりでなかったり、そんなもの残したくなかったりするのに、何気なく発した言葉が「最期の言葉」として残っちゃうのだから、こういう本を読むと、人間というものの生きてゆくうえでの、
「思い通りには往かないもんだ」
みたいなものを感じてしまう。

最後の最後にこれではなぁ…と。

また、その言葉の背景を律儀に説明してるんだ、この言葉の編集者(著者)が。


勿論、最期に何を言うかで、その人の本音もある程度分かってしまう。それを覗きたい野次馬根性もある。
最後の最後まで本音を隠すのは辛いんじゃないかな。誤解されたまま死んで行きたくはないし、何より「死人にくちなし」で、死んでしまったら反論できない。


大人の絵本、「海賊日誌〜少年ジェイク、帆船にのる〜」もようやく読了。
絵がリアルすぎて、年端の往かぬ子供には怖いかもしれない。特に海賊が襲撃をかけるシーンへの、挿絵画家の情熱は計り知れないものがある。どうかすると、大人でも怖いと思うだろう。
よく思うのだが、外国のアニメや絵本はどうしてこんなに怖い(挿)絵を描くのだろうか。
リアリズムに徹する必要も…そうはないと思うけど?
現に可愛らしい日本のアニメのほうが、異様なほどに受けている。違う意味、日本のアニメのほうがリアリズムだしな。

平行読みもとりあえず落ち着く。
あとは新聞切抜きの「香乱記」と「中国遊里空間」の二冊。
正月用の、ねっころがって読める軽い読み物もほしいところだが…。

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