途中でほっとくのも気持ち悪いので、「ジャマイカの嵐」に戻ることにする。

しかし子供の微妙な心理描写が延々と続くと、心理学志望でもなかった私には、辛い。
冒険小説を求めていた私には、かなり辛い現実である。
しかも成り行き上、海賊に捕らえられて船上生活をするから、ゴキブリにかじられるぐらい汚くなっている子供たちの、少しづつ変化してゆく心理描写…なんて。
しかし。
ゴキブリって人間を齧るのか…知らなかった。船で齧るのは鼠ぐらいかと思っていたが。新たな発見である。

好きでつれてきたわけではない子供たちをどう扱うか。

かといって始末できるわけでもなく、ただともに船上生活を続けるだけ。
残忍になれない彼らは音に聞くカリブの海賊ですらない。

子供の夢想は無邪気で罪作りだ。
大人たちは今日を、明日を考えなくてはならないので、そんな子供たちをどうすれば良いのかわからない。
最悪の結果にならなきゃいいけどな…とついつい結末を心配してしまう私だった。


あああ…本屋から到着の御知らせがなかった。せめて23日には入手できますように…!

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