「英仏百年戦争」は、(当たり前だが)佐藤氏の著作の裏舞台を語っている。
これだけ調べたのなら、書かなきゃ勿体無かろうと、素人でも分かる論理で書かれたのだろうか。
いやいや、歴史小説を書けば、その舞台だの時代考証だので一冊や二冊の解説本はできて当たりまえ。それも、売れている作家なら、出版社がほうっておくわけがない。

空想小説ですら、「○○読本」とか銘打って、どんどんと考証本はでてくるしなぁ。


赤痢で病死したエドワード黒太子はやっぱりかわいそうかも…と、またこの本を読んで思った次第。
そして、カスティリアのドン・ペドロは悪いやっちゃなぁ〜と、やはり苦笑を禁じえない。

フランスのブルターニュ地方というところは、今でも「独立するぞ」といって、爆弾テロなんかやったりして、フランス政府を困らせているところだが、それもそのはず。
昔から「フランス」とは一線を画している。
そしてどっちかといえば、英国へ去ってしまった(追い出された)プランタジネット朝、アンジュー帝国の血を引く人々のほうに近い。

英国の歴史も紆余曲折。
ま、支配者もどんどん変わっていく国なんだけど。
ヨーロッパの支配階級なんて、み〜んな親戚みたいなものだし。

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