スープづくし〜フランスとイギリス「英仏百年戦争」(佐藤賢一著)
2003年12月17日「ダヤン」のせいで、スープに嵌まる。
ウチは嵌まるとしつこい。月曜日からず〜ううっとスープを飲んでる。
飽きないから凄い。我ながら。
「英仏百年戦争」(佐藤賢一著)を読み出す。
これは、「ダルタニャンの生涯」(岩波新書)と同じく、時代背景を描く本であって、小説ではない。
この人も百年戦争を舞台に小説をたくさん書いているからなぁ…。
この本を読むと、なんで、英国王があれだけフランス本土に執着したか、目からうろこ状態になる。
本当にびっくりする。
そして、
…納得する。
そうか〜。
もともとフランスの諸侯、つまりフランス人で、フランス王より広大な領地を持っていたのが、相続争いを発端とする内輪もめと、そこに介入したフランス王のために、海外の別荘地にもならない領地(=イギリス)に避難するしかなくなった…のか。
だから、何かにつけてはフランス本土(=もともとの領地であり父祖の地である)に戻ろうと、果ては遠い姻戚関係であるフランス王に取って代わろうと苦心惨憺、海峡の向こうから狙い続けたわけであるとは。
彼らはイギリス人ではなく、あくまでも「フランス人」であったのだ。
で、この戦いに負けて、フランスを諦めなくてはならなくなって、仕方なく(?)イギリス人になったのだ。
成る程、
だから15世紀や16世紀は、貴族階級(支配階級)の言葉はフランス語だったわけだ。
支配するのは、フランスからやってきた人たち。
支配されるのは、もともとブリテンにいる人たち。
そういう構図が出来上がる。
そういうねっこの部分を押さえながら、当時の社会を垣間見る楽しさをしっかり満たしてくれる一冊である。
なんで、英国軍が強かったか。
全員歩兵になれた。
つまり、「必要に応じて、騎兵が馬を下りることができる」軍。
これがどれほど凄いことなのか。
このことが最高司令官である王の絶対的な力を示しているのだということ。
これらのことをちゃんと説明している。
いや〜新書で680円也。
これは値打ちもの。
ウチは嵌まるとしつこい。月曜日からず〜ううっとスープを飲んでる。
飽きないから凄い。我ながら。
「英仏百年戦争」(佐藤賢一著)を読み出す。
これは、「ダルタニャンの生涯」(岩波新書)と同じく、時代背景を描く本であって、小説ではない。
この人も百年戦争を舞台に小説をたくさん書いているからなぁ…。
この本を読むと、なんで、英国王があれだけフランス本土に執着したか、目からうろこ状態になる。
本当にびっくりする。
そして、
…納得する。
そうか〜。
もともとフランスの諸侯、つまりフランス人で、フランス王より広大な領地を持っていたのが、相続争いを発端とする内輪もめと、そこに介入したフランス王のために、海外の別荘地にもならない領地(=イギリス)に避難するしかなくなった…のか。
だから、何かにつけてはフランス本土(=もともとの領地であり父祖の地である)に戻ろうと、果ては遠い姻戚関係であるフランス王に取って代わろうと苦心惨憺、海峡の向こうから狙い続けたわけであるとは。
彼らはイギリス人ではなく、あくまでも「フランス人」であったのだ。
で、この戦いに負けて、フランスを諦めなくてはならなくなって、仕方なく(?)イギリス人になったのだ。
成る程、
だから15世紀や16世紀は、貴族階級(支配階級)の言葉はフランス語だったわけだ。
支配するのは、フランスからやってきた人たち。
支配されるのは、もともとブリテンにいる人たち。
そういう構図が出来上がる。
そういうねっこの部分を押さえながら、当時の社会を垣間見る楽しさをしっかり満たしてくれる一冊である。
なんで、英国軍が強かったか。
全員歩兵になれた。
つまり、「必要に応じて、騎兵が馬を下りることができる」軍。
これがどれほど凄いことなのか。
このことが最高司令官である王の絶対的な力を示しているのだということ。
これらのことをちゃんと説明している。
いや〜新書で680円也。
これは値打ちもの。
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