「歴史地図で読み解く三国志」

隠者というものについて、大胆なことを述べる著者。
いや、いいんだけど。本人は大したことは言ってないと思っていると思うし。

「自分の主張が通らないなら、職を辞して故郷に帰って地方の有力者として威張っていればいい」
そういうのが隠逸の君子と言うのだそうで、地方の力が強い(=皇帝権力が弱い)後漢から三国にかけての時代は、そういう人物がたくさん出た。

で、その隠逸君子たちが、政治や官僚や果ては皇帝や王朝を批判しまくって、変わり(=新しい指導者)を求めたがために、世の中は混乱し戦乱が収まらない状態になってしまった。

その「代わり」って言うのが、曹操であり劉備である。
となれば、隠逸君子ってのが誰の事を指すかは一目瞭然。

自分が中央で芽が出ないものだから、文句を垂れて代わりの首を挿げ替えようとする…伏龍・鳳雛がそれだと断言してるのだよ、この人は。

いや。
確かにたいした発言ではないかもしれないけど。
書き方も、話の流れの一部のことに過ぎないし。
さらっと流して書いてるし。

でもね。

怖いのに…。世のお嬢さん方…。

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