紀元前1世紀にはゲール人の共同体国家が生まれていた。

紀元5世紀には、聖パトリックとともに、キリスト教(カソリック)がやってきた。

17世紀にスコットランドのアルスターから大挙して植民者がやってきた。

彼らは土着のアイルランド人を特定の居住区へと追いやり、収奪した土地に自分たちの社会をそっくり移し、プロテスタントの教えを護りつつ、カソリックのアイルランド人を弾圧した。

アイルランドが統一されたとき、北アイルランドの裕福な支配層であるプロテスタントたちは、英国国籍を失うことがマイナスになると考え、離婚や妊娠中絶などを認めないカソリックの考えにしたがって生きられないと考える。

アイルランドを統一するとき、北アイルランドの堕落したプロテスタントの風潮が、国内に流入することが耐えられないとカソリックたちは考える。

先週末のニュースで、アイルランドの選挙結果が流れていた。
第一党の座を獲得した、妥協も話し合いも許さない政党が今後英国との関係をどうするつもりなのか、注目される…とキャスターは語っていた。
「現実として、議会は成り立たないだろう」と市民は語っていた。
…で、どうすんの?
と、東洋の島国の片隅で、朝食を食べながら私は???…。

他人事じゃない。

今の世界は、何処もかしこも一触即発。

何が好転するか、一直線に悪化するか、まるで分からない、油断のできない時代だ。

こういうのを「塞翁が馬」状態と言うのだろうか。

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