生産地域別ナチュラルチーズガイド
という副題が付いていたりするこの本。
どこかで貰った無料の配布本なのである。

社団法人中央酪農会議
社団法人全国牛乳普及協会(おし、メジャーな名前になってきたゾ!)
都道府県牛乳普及協会

…が発行。

農林水産省・農林産業振興事業団

…が後援している。

ただ本だけどお金はかかっている。
全編カラー写真で、牧場と、牛と、チーズの写真がこれでもかこれでもかと並んでいる。
見るほうは思わずツバと涎が…。

そう。チーズ好きの私としては、こんな本を読んだ日には、チーズを食べたくなることは必須。早速セール中の「とろけるチーズ」などを近くのスーパーで購入する。

まずはチーズの歴史から。
実は8世紀の文献「右官史記」に「酥(そ)」と言う名前で載っているのがそれだという。
国産チーズに、そんなに歴史があったとは…知らなかったとは不覚!!

牛乳を煮詰めて造る「酥」は、仏教伝来とともに大陸から伝わってきたそうな。
だから、その製法は、モンゴルのチーズ作りに似ている。

平安時代には不老長寿と強壮剤。
ただし鎌倉時代からは、仏教の教えである「不殺生」が災いして、自然消滅。(同時に肉食も
一般家庭からは、ほぼ壊滅…一部残ったけどね)

江戸時代に、8代将軍吉宗がインドから乳牛3頭を輸入し、チーズらしきものを作らせて江戸で独占販売していたとか、水戸黄門が「酥」にさらに改良を加えていたとか…
まあいろいろあって見事文明開化ののち、復活を遂げた国産チーズでありましたとさ。

ちゃんちゃん。

ああ、涎が…

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