久々に読み応えのあるコミックスに遭遇。
今時流行りの陰陽師ものであるが、女の子がキャーキャー騒ぐようなメジャーな部分ではなく、マイナーな部分を感じさせる面白い一品である。

すなわち呪殺…。

人に危害を加えること。
加えられた人を救う、あ、そのついでに過剰防衛しちゃったわね〜という受動的なものではなく、自分から能動的に動く。
相手を傷つけようとすること。

まぁ、漫画だから、生活設定とかはかなりご都合主義ではある。
が、内閣調査室とか国民があまり興味をもたない怪しげ組織同様に、あって不思議ではないかも。

管狐をペットの犬並みに可愛がる主人公(女)の背景もなるほどと妙に納得させるうえ、相変わらずのさばさばしたテンポのよさが心地よい。

シリアスとギャグと、適度に味付けしてあって、飽きさせないし、今まであちこちの分野で多出の「陰陽師もの」とは一線を引きたい。

そういえば、この作者の大昔の作品、「グリーンウッド」だって捻ったネーミングと登場人物の性格設定と、ちょっと変わっていたな、と今更思い出した。

巻1、ということで続編が出るのだろう。
期待するとともに、この魅力を最後まで持続させてくれますようにと祈っている。

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