ARCHIE,THE ARMCHAIR DETECTIVE(安楽椅子探偵)が読めてしまいました。

椅子が推理するというファンタジーと、事件を解決するという現実と、アンバランスがアンバランスに感じない面白い小説でした。

加えて、最後はなかなかはらはらものでした。

登場人物の平均年齢がいきなり上がって、さあ大変。
アクの組織(?)も出てきて、おお、大変。 

…それは兎も角。

戦中の妖しい上海で間諜(スパイといってはいけない)活動をやっていたなんて、やはり子供向けではないわ、この本は。
「海と毒薬」ばりのこともしてるしさ。

さて、
あとがきに閃くものがあったので少し。

少年少女シリーズとして、作者があげていた「少女探偵ナンシー・ドルー」。
そう。
随分昔、NHKで放送してましたよね。
そう、アメリカでちゃんとドラマになってるんです。
こういうところ、アメリカってえらいなぁと思います。(よくわからない国だが)
もっとも、私の見る限り、20歳前後の「若い女性の」探偵であって、少女?…と?マークつきですが。

私はこれと交互に放送されていた「ハーディ・ボーイズ」のほうが好きでした。

フランクとジョーの兄弟で探偵やってます。

母親はいません。(登場しません)

父親のフェントンは司法省の委託を受けたりして働く探偵です。

まあ、弟が「霊感体質」であることを除けば、普通に事件が起こって推理して、犯人を見つけて、めでたしめでたし。
時折「もしかしてお化け?」「もしかして怪奇現象?」ってのが有るぐらいです。
時折ね、時折。
まあ、まれです。

ナンシーが少女なら、こちらは少年…ってことなのでしょうか?
でも、ジョーは結婚を考えるぐらいの年齢だったし、何より事件の内容が凄くシビアで、麻薬とか誘拐とか、殺人とか有りました。
ギャングも出てきたしね。
ああ、旧ソ連からの亡命の話もあったなぁ。

これでもアメリカでは「少年少女」あるいは「少年少女向け」なんでしょうか…?
疑問です。

付け加えて、この「ハーディボーイズ」には原作があります。
読みたいんです。
ず〜っと、ず〜っと、そう思い続けてます。
10年ぐらい前かに出たというので本屋に尋ねたら「絶版」といわれてしまいました。
だから、相変わらず読んだことがありません。
こんなにずっと思い続けているのにさ。

相性悪いのかな?
NHKも再放送してくれたらどうなんだよぅ、とついつい絡みます。

読んだ後で、そんなこんなをあれこれ考えて、なつかしい気持ちにさせてくれた一冊でした。

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