半分済んで、ナポレオン登場。
市街に立てこもった市民を相手に、大砲(しかも葡萄弾;散弾の大砲版みたいなものです)をぶっ放すという登場シーンでありました。

さすがと言うか。

ロペスピエールの処刑場面で、彼の足を一生懸命ひっぱる主人公の姿が、哀れと言うより滑稽に思えてしまうのは何故だろう。
それに対し、雄弁の士が、あごを砕かれ最期のときに何も言われずに散ってゆくのは、余りにも「あはれ」である。

佐藤賢一氏の小説にしてはあっさりした筆運びと思いきや、いよいよ血なまぐさくなってきたかなと思う今日この頃です。

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