ちょっと変わっている「高原の随想」 手塚宗求著
2003年9月12日優しい随想を読みたくて、この本を選ぶ。
あ〜よほど心が荒んでいると見える。
うんうん、暑くてばててもいるしね。こういうときは「優しく」慰めてくれる本を読もう。
35年間。なんと20才台の早くから霧が峰の奥の車山という場所に、たった一人で山小屋を建て、すみ始めた著者。
その随想は、優しく、厳しく、暖かい。
自然はやはり人を癒す。わざわざ癒しグッズなんてお金を出して買うものじゃないんだよね、本当は。
でも今はお金を出さないと手に入らないものなんだ。
生き物である限り、人間にも野性と言うものがあったはず。
その野性を失った人間は、文字通り「ペット化」してしまって、都会でないと生きてゆけなくなってしまったのだ。
チワワのように、室内で買う愛玩犬・猫が野性を失ってもはや一人(一匹)では生きてゆけないように。
そうかペットなのか。なんか妙に納得しちゃったよ。それじゃぁ、自立できないはずだ。
山小屋でただ一人。
夜になると息づく岩や木々。まるで生きているかのように、恐ろしく感じることすらある。
精霊が宿り感情を持つという中国の昔話や日本の妖怪譚は、自然の中に生きている「野性を残した」人間たち、或いは「野性をうしないつつあった」人間たちが、自分を取り巻くものの中から感じ取ったなにかであるらしい。
だからあれは「空想物語」ではなく「実録」に近いものなのだ。う〜ん。それはそれで、怖い。
私はと言えば、買い物に便利で医者が近くにいて、ついでにウォッシュレットがあるところでないと暮らせませんが。
あ〜よほど心が荒んでいると見える。
うんうん、暑くてばててもいるしね。こういうときは「優しく」慰めてくれる本を読もう。
35年間。なんと20才台の早くから霧が峰の奥の車山という場所に、たった一人で山小屋を建て、すみ始めた著者。
その随想は、優しく、厳しく、暖かい。
自然はやはり人を癒す。わざわざ癒しグッズなんてお金を出して買うものじゃないんだよね、本当は。
でも今はお金を出さないと手に入らないものなんだ。
生き物である限り、人間にも野性と言うものがあったはず。
その野性を失った人間は、文字通り「ペット化」してしまって、都会でないと生きてゆけなくなってしまったのだ。
チワワのように、室内で買う愛玩犬・猫が野性を失ってもはや一人(一匹)では生きてゆけないように。
そうかペットなのか。なんか妙に納得しちゃったよ。それじゃぁ、自立できないはずだ。
山小屋でただ一人。
夜になると息づく岩や木々。まるで生きているかのように、恐ろしく感じることすらある。
精霊が宿り感情を持つという中国の昔話や日本の妖怪譚は、自然の中に生きている「野性を残した」人間たち、或いは「野性をうしないつつあった」人間たちが、自分を取り巻くものの中から感じ取ったなにかであるらしい。
だからあれは「空想物語」ではなく「実録」に近いものなのだ。う〜ん。それはそれで、怖い。
私はと言えば、買い物に便利で医者が近くにいて、ついでにウォッシュレットがあるところでないと暮らせませんが。
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