『大江戸観光』をずいぶんゆっくり読んでいる。私にしては珍しいスピードだ。
でも、面白くて一気に読み飛ばせない気分。
初読時にはこんなではなかったはず…。
そのときそのときにあう、バイオリズムっちゅうか、ぴったりくるモンがあるわけやね?

「遊里」で、女がいとしい男を想ってやる呪術のあれこれ。
「歌舞伎」の「女形」は元は「陰間(男娼)」上がりが多かったという話。
狐つきの「狐おとし」の名人には、武家の殿様に頼むに限るという話。

まァ。なんというか。短い文章の癖に小憎らしいほど分かりやすくまとまっている。

葛飾北斎と娘の「おえい」(通称"あご")の話は、この作者が漫画で描いているので、これもあわせて読むとしみじみとして感慨深い。 

ちなみに来年のNHK大河ドラマは「新撰組」だというが、「新撰組の周辺は、下手を言うとコワイ」そうな。
よほど過激なファンでもいるのだろうか…?

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