<人に罪ありき>から始まるキリスト教がらみの小説であるためだろうか。
登場人物が「自己中心的」過ぎるか「考えすぎる」「悩みすぎる」ように描かれている。
しかし、現実には「まあいいや」と見逃している些細な事に目を向けて考えることが、本当は大事なのかも。

時間のかかるスキャンの傍らに読んでいたら止まらなくなり、2日で上下巻を読み終えた。
そのまま続編へ突入している。
三連休に感謝。
私も、若い頃には、このヒロインぐらい純真に物事に悩んだのかな?すでに忘れているあたりがちょっとさびしい。
人間はモノを捨てて行かないと前へ進めない動物なんだよ、と自己弁護もしてみたり。

同じ作者の作品であり、中学時代に体育館で映画を見せられた「塩狩峠」は思春期の胸に強烈に刻み込まれている。
体育館中、教師・生徒・男・女関係なく、涙雨でぐっしょり…電気が付いたときはちょっと大変だったな。
なつかしい。それも思春期のよい思い出か。

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