小説の中の季節感

2003年7月13日
「臆病者の海賊退治」順調に進む。
が、ちょっと不満。なぜか。
東南アジアなのに、
熱いとか、
マラリアが怖いとか、
スコールがどうとか、
お国柄・土地柄というものの記載が少ないように思える。

これが「ラミジ艦長物語」だと、
カリブ海の、
バラクーダがどうだとか、
蚊に刺されてこうだとか、
果てはペリカンの捕食方法についての一考察まで小説の中に効果的に表されている。

だから、臨場感がまるで違う。
だから、小説に没頭しにくいのではないか…。

そういえば、「イギリス人は…」の作者高尾慶子さんは、「パリは冬!」と言っておられる。
私に言わせると「パリは栗!」なんだけどな。そして、冬のパリといえば、すなわちメグレ警視である。(情景描写が、いつも寒そうなんだもん)

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