浮気ゴコロで「星と伝説」(野尻抱影著)
2003年7月6日星を観るのは重要である。
視力回復のために…だけではなく、古来、星を見て、天空の異変(流星や月食や日食や)を読み取り「先に述べる・予告する」ことが、無知な人民を安堵させ畏怖させて支配するために必要不可欠なものであったのだ。
卑弥呼しかり、諸葛孔明しかり、はるか太古の世界中の為政者たちが優秀な星の観察者であったり、そういう人間を手元においていた。
星を見て、天候を見て、農作物や狩の獲物を確保できるよう、属人が飢える事のないようにしてこその支配者であったのだから。
失敗したら、支配者ではなくなる。力を失うというのはそういうことだ。極端な例では力を失えば神(天)への贄として命をとられることもあった。
星を観る事に関しては、西洋も東洋もさして差はない…と言うわけで、本書は西洋における星にまつわる神話・伝説だけでなく、それを日本や東洋の伝説・神話に比較する。
特に中国の伝説は興味深い。
南斗・北斗を読んで、つい「…一子相伝…」とか呟いてみたり、読み手の邪悪な頭の中ではなかなか素直に入ってこないが、疲れたときに浮気心で拾い読みするにはちょうど良い一冊である。
視力回復のために…だけではなく、古来、星を見て、天空の異変(流星や月食や日食や)を読み取り「先に述べる・予告する」ことが、無知な人民を安堵させ畏怖させて支配するために必要不可欠なものであったのだ。
卑弥呼しかり、諸葛孔明しかり、はるか太古の世界中の為政者たちが優秀な星の観察者であったり、そういう人間を手元においていた。
星を見て、天候を見て、農作物や狩の獲物を確保できるよう、属人が飢える事のないようにしてこその支配者であったのだから。
失敗したら、支配者ではなくなる。力を失うというのはそういうことだ。極端な例では力を失えば神(天)への贄として命をとられることもあった。
星を観る事に関しては、西洋も東洋もさして差はない…と言うわけで、本書は西洋における星にまつわる神話・伝説だけでなく、それを日本や東洋の伝説・神話に比較する。
特に中国の伝説は興味深い。
南斗・北斗を読んで、つい「…一子相伝…」とか呟いてみたり、読み手の邪悪な頭の中ではなかなか素直に入ってこないが、疲れたときに浮気心で拾い読みするにはちょうど良い一冊である。
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